2011年10月25日火曜日

講談社、電子書籍版「スティーブ・ジョブズI」を発売

http://internet.watch.impress.co.jp/docs/news/20111024_486028.html


株式会社講談社は24日、スティーブ・ジョブズ氏公認の評伝「スティーブ・ジョブズI」電子書籍版の配信を開始した。紙の書籍の全世界同時発売に合わせたもので、PC・スマートフォン・読書専用端末向けの電子書籍サイトで販売する。「スティーブ・ジョブズII」は11月1日に配信開始予定。価格は紙の書籍と同じで、各巻1995円。

同書は、スティーブ・ジョブズ氏が積極的かつ全面的に取材に協力した唯一の評伝。米伝記作家のウォルター・アイザックソン氏が、2009年から3年にわたって本人や関係者への取材を行ったものをまとめた。

電子書籍版は「GALAPAGOS STORE」「紀伊國屋書店BookWebPlus」「ソフトバンク ブックストア」「TSUTAYA.com」「BookPlace」「BookLive!」「VOYAGER STORE」「honto」「LISMO Book Store」「Reader Store」「ebookjapan」「電子文庫パブリ」「BooksV」で販売する。

講談社では今後、携帯電話向けの電子書籍サイトでも順次販売するほか、iPhone/iPad向けアプリも近日中に配信を開始する予定。


http://dt.business.nifty.com/articles/7830.html

Amazon、電子書籍フォーマット「Kindle Format 8」を発表

http://journal.mycom.co.jp/news/2011/10/24/021/


米Amazon.comはこのほど、Kindle用電子書籍の新しいフォーマットとして「Kindle Format 8 (KF8)」を発表した。同社がこれまで公開してきたMOBIフォーマットに代わり、Kindle Fireから利用できる。
Kindle Format 8はHTML5をサポートし、同社では、子供向けの絵本やコミック、図版を用いる技術書、料理本などといった、より豊富なフォーマットやデザインを必要とする書籍の発行が可能になるとしている。
新フォーマットでは、固定配置やネストしたテーブル、吹き出しなど150以上の機能が追加されており、サポートされる主要なHTMLタグ、CSSが公開されている。
また、HTMLやXHTMLなどから電子書籍への変換ツール「KindleGen 2」や、端末での表示をプレビュー確認できる「Kindle Previewer 2」を近日中に公開するとしている。

Amazon、今年日本で電子書籍ストアを開始

http://ebook.itmedia.co.jp/ebook/articles/1110/25/news022.html

AmazonはKindle Storeをグローバルに展開しつつある。ドイツ、フランス、スペインなどの国々で2011年末から2012年第1四半期までにサービス開始予定だが、同社は現在、日本でのサービスインを目指し大手出版社と詰めの交渉に入っている。海外からの視点をお届けしよう。

 Amazonは今年電子書籍ストアを多くの国々で開始し、グローバルでの規模を拡大しつつある。ドイツ、フランス、スペインなどの国々で2011年末から2012年第1四半期までにサービス開始予定となっているが、日本経済新聞によると、同社は現在、日本の大手出版社との交渉に入っている。

 2010年12月に「PRS-650」を発売したソニーは、現在日本の電子書籍市場で最も存在感のある企業の1つだ。同社はすべての大手出版社、新聞社、漫画出版社とReader Store経由でコンテンツを販売する契約を交わした。日本市場への参入はソニーにとっては2度目のことで、今回はうまくいった。その理由は部分的には電子書籍が広く受け入れられつつあるということだが、技術に対する人々の認知が高まりつつあるということも挙げられよう。

 Amazonはこのマーケットで競争する2番目の国際的企業になろうとしている。同社は数カ月にわたって日本の出版社および新聞社と交渉しているが、明確な契約には至っていない。出版社が抱える不安要因は、Amazonが競争を排除するために低価格でコンテンツを提供しようとする傾向がある点だ。エージェンシーモデルは日本の商習慣からするとやや異質で、Amazonは、契約を締結してもほとんど利益がないのではないかと懸念する企業と交渉を続けている。日本経済新聞によると、Amazonは契約の最終詳細をほぼ固めつつあり、価格引き下げの範囲などは事前に出版社と議論するものとしている。

 Amazonにとってまず足掛かりとなるのは、デバイスで日本語が読め、ローカライズ可能な機能を提供するためにカスタムファームを搭載した新たな第4世代Kindleを小売市場で販売することだ。日本市場で、Kindleがどのように販売されるか、またその価格がどのようになるかはまだ分かっていないが、Amazonは自社サイトだけでなく、小売市場でKindleを販売しなければならないだろうということを理解している。

 魅力的な電子書籍市場に参入する企業にとって日出ずる国は豊かな市場となっている。電子書籍および電子コミックのファイルフォーマットが複数競合しているため、まだほとんど手つかずの市場だからだ。時事通信は日本の電子書籍市場は8億4600万ドル規模、紙版書籍および雑誌について2兆円規模と算定している。