2011年4月9日土曜日

韓国の書店チェーン最大手・教保文庫、旗艦店舗に電子書籍コーナーを新設、ハードウエアも多数展示

http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=2283

【編集部記事】mediabistro.comの記事によると、韓国最大手書店チェーンKyobo Book Center(教保文庫、本社:韓国ソウル市)がソウル市の光化門店に電子書籍コーナーを新設した模様。

 「Digital Code」と名付けられたこの特設コーナーで、顧客はInterpark Biscuit、Cover Story Page One(いずれも韓国製)など15種類の電子書籍端末や、iPad、Galaxy Tabなど数種類のタブレットを実際に操作して試した上で購入できる。Kyobo Book Centerは7万点の電子書籍も販売しており、この新コーナーでは、自作の電子書籍のアップロード・販売を希望する顧客向けに技術サポートも提供しているとのこと。【hon.jp】 

2011年4月8日金曜日

Kindle版に続き、Nook版New York Times電子版の購読者も追加料金なしでNYTimes.comが閲覧可能に

http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=2277

【編集部記事】米書店チェーン最大手のBarnes & Nobles社(本社:米国ニューヨーク州)は現地時間4月5日、同社が販売する電子書籍端末「Nook」シリーズでNew York Times電子版を有料定期購読しているユーザーは、追加料金なしでNYTimes.comを閲覧可能になることを発表した。

 New York Times紙は、先月末にWeb版「NYTimes.com」の閲覧を有料化した関係で、電子書籍端末上ですでに有料購読しているユーザーたちへの対応策に追われている。今回のNookユーザーへの対応もすでに発表されているKindleユーザーに続くものであり、現在月額19.99ドル(1700円)で「NOOK Newsstand」経由でNew York Times紙を購読しているユーザーは、追加料金不要でNYTimes.comに掲載されているビデオ、双方向グラフィックスなどのコンテンツを閲覧できる。

 Amazon同様、数週間以内に提供が開始され、開始時期等は購読者宛にメールで通知される。【hon.jp】 

2011年4月7日木曜日

新聞は読者情報をAppleに明け渡すべきか? FTはそう考えない

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1104/06/news074.html

英Financial Timesは、米AppleのiPad経由で定期購読を申し込む新規顧客の顧客情報をあきらめるより、今後もオンライン版ニュースの定期購読を読者に直接販売していきたい考えだ。FT.comのマネージングディレクターが取材に応じ、そう語った。
 Pearsonグループ傘下のFT紙は、紙媒体の定期購読サービスの一環として、デジタル版へのアクセスをオプションとして提供している。だがAppleはパブリッシャーに対し、同社のオンラインストアApp Storeを通して読者に定期購読を申し込ませるという方針を打ち出したのだ。
 Appleの人気タブレット端末であるiPadは、FT.comの新規定期購読者の主要なけん引役となっている。それは、その大きくて美しいディスプレイやインタラクティブな機能の可能性、豊富な顧客ベースのおかげだ。
 だが読者に提供する広告や製品を調整する上で購読者情報は不可欠であることから、FT紙は読者との直接の関係を重視しており、「定期購読の申し込みはApp Storeを経由させる」というAppleの方針に抵抗を示している。
 「われわれは読者との直接の関係を失いたくない。読者と関係は当社のビジネスモデルの核だからだ」とロブ・グリムショー氏は4月4日、Reutersの取材に応じ、語っている。
 同氏は、Appleとの交渉により良い結果を生み出せることに期待しているとしながらも、次のように語っている。「もし当社のビジネス方針と合わない流通経路が1つか2つあったとしても、当社にはほかにも選択肢が多数ある」
 さらに同氏は「当社とAppleの間には優れた関係がある」とも続けている。
 ルパート・マードック氏率いるNews Corp.傘下の米Wall Street Journalと同様、FT紙はその読者の多くをオンライン版の有料購読者に切り換えることに成功している。
 FT紙の定期購読者数は紙媒体のピーク時には44万人だったが、現在はFT.comのおかげで有料定期購読者の総数は59万人にまで拡大している。
 News Corp傘下の英Timesや米New York Timesなどを筆頭に、一般紙各社も目下、オンラインの読者に購読料を支払ってもらうべく、いわゆるペイウォール(有料コンテンツの壁)の構築に取り組んでおり、業界中がその取り組みに注目している。
 London Timesは有料化により読者の90%以上を失ったが、同社によると、残った読者は非常に積極的な読者ばかりで非常に貴重な存在だという。一方、New York Times紙はまだ有料サービスを始めたばかりであり、一部の記事は依然として無償で提供されている。
 News Corp.は先ごろ米国で、iPad向けの日刊紙「The Daily」の配信を開始したところだ。
 グリムショー氏によると、FT.comが顧客との関係をAppleに譲り渡すことによって失うものは、他社と比べてはるかに多いという。なぜなら、他社はまだ成功裡のオンラインビジネスモデルを構築していないからだ。
 「われわれには失うものがある。出版市場全体としては、また違った状況に置かれている」と同氏。
 実際、FT Groupでは昨年の売上高のうち40%をデジタル版が占めている。グリムショー氏はオンラインビジネスの構築を終え、目下、モバイル戦略に重点的に取り組んでいるところだ。
 モバイルユーザーはインターネットで過ごす時間のかなりをFacebookなどのソーシャルネットワークにあてているという事実を踏まえ、FTは目下、Facebookとの間で、FacebookのログインをFT.comと統合し、ユーザーがより容易にFT.comの記事を推薦できるようにするという取り組みについて協議中だ。
 現在、ソーシャルネットワークでの推薦を通じてニュースに接するという、いわゆるソーシャルニュースの形態は、ニュースサイトへのトラフィックソースとして急速に勢いを伸ばしつつある。
 グリムショー氏によると、ニュースを読んだユーザーがFT.comの定期購読者になる割合は、Facebookの推薦を通じてアクセスしたユーザーの方が、広く一般からアクセスしているユーザーと比べて4倍高くなっているという。


 

2011年4月6日水曜日

電子書籍販売サイト「BookLive!」、NTTドコモの新Android 3.0タブレット「Optimus Pad L-06C」向けにアプリ公開

http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=2273

【編集部記事】株式会社BookLive(本社:東京都台東区)は4月5日、NTTドコモの新型Androidタブレット「Optimus Pad L-06C」向けに電子書籍ビューワアプリ「BookLive!Reader for LG」の配信を開始した。

 Optimus Pad L-06Cは、日本国内では初めて発売されるAndroid 3.0搭載タブレットで、韓国LG Electronics製。8.9型タッチスクリーンと高速CPU「NVIDIA Tegra 2」を搭載する。今回公開された「BookLive!Reader for LG」アプリは、標準インストールされているアプリストア「LGWorld」で無料ダウンロードできる。

 なお、株式会社BookLiveは、凸版印刷・インテル・ビットウェイ系の電子書籍ベンチャーで、現在Windows版とAndroid版の両方に電子書籍ビューワを提供している。【hon.jp】 

ドリームネッツが電子書籍販売サイト「wook」のAndroidアプリ版を公開、EPUB作品も閲覧可能

http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=2272

【編集部記事】株式会社ドリームネッツ(本社:広島県福山市)は4月5日、同社が運営する電子書籍販売サイト「wook」のAndroidアプリ版をAndroid Marketで公開した。

 「wook」はEPUB形式ファイルに対応した電子書籍販売サイトで、山陽放送や啓文社など地元メディア企業にも電子書籍配信プラットフォームとして活用されている。もともとパソコン・iPhone・iPadには対応していたが、Android対応は今回が初めて。アプリでは独自の変換技術を使うことで、PDF/EPUB形式の電子書籍閲覧を可能にしているとのこと。

 アプリ自体は無料で、Android OS 2.2以上を推奨している。【hon.jp】 

2011年4月5日火曜日

http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/business/infotech/500787/
NECビッグローブは4日、米グーグルの基本ソフト「アンドロイド」を搭載したスマートフォン(多機能携帯電話)やタブレット型端末向けに、日本と米国で漫画を中心とした電子書店事業を始めたと発表した。2013年3月末までに計約10万冊をそろえ、同事業で累計約10億円の売上高を目指す。
まずは、国内向けに「ベルサイユのばら」など約300冊、米国向けには海外でも人気がある「アップルシード」の英語版など約150冊をそれぞれ用意。利用するには専用のアプリケーションをダウンロードする必要がある。
 米アップルの「iPhone(アイフォーン)」などにも対応する予定で、夏ごろにはフランスなど欧州、その後は台湾を中心としたアジアでも電子書店事業を展開する計画だ。

2011年4月3日日曜日

P2Pプラットフォーム大手の米BitTorrent社も電子書籍に興味、PDF作品の無料配信プロモーション実験をスタート

http://hon.jp/news/modules/rsnavi/showarticle.php?id=2266

【編集部記事】P2Pプラットフォーム大手のBitTorrent社(本社:米国カリフォルニア州)は現地時間の3月31日、同社のP2Pネットワークを使い電子書籍のプロモーション実験を開始した。

 実験対象に選ばれたのはスリラー作家Megan Lisa Jones氏の新作「Captive」(Polimedia Publishing)で、作品まるごとPDF形式ファイルで無料配信。同作品はBitTorrentクライアント経由でダウンロードできるようになっており、ユーザー同士の再配布も自由。さらに、傘下のuTorrnetサイトやVODOサイトでも告知活動を開始しており、作家と紙書籍版の認知度向上を狙う。

 BItTorrnet社のP2Pネットワークには世界中で5,000万人以上のユーザーが参加しているといわれており、同社ではそのユーザー数を活かし、昨年9月から「Featured Artist」サービスという名称で商用コンテンツの口コミ型プロモーション実験を開始している。今回の電子書籍もその実験の1つであるとのこと。【hon.jp】