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サムスン(Samsung)は27日、同社の最新型ハイエンド・スマートフォン「Galaxy S II」の販売台数が、発売開始から85日で500万台に達したと発表した。ヒット作となった前モデルを上回る好調な売れ行きで、来月に予定される米国市場への投入などで、この売れ行きはさらに加速しそうだという。
Galaxy S IIは4月にまず韓国で発売され、5月からは欧州市場などでも発売が開始されていたが、韓国での発売から55日めで累計300万の大台に乗せていたことから、その後約1か月で新たに200万台が売れた計算になる。サムスンでは今後、最大のスマートフォン市場である米国をはじめ、さらに多くの市場へGalaxy S IIを投入していく予定で、累計の販売台数は7か月めで1000万台に達すると見込んでいるという。
Galaxy S IIがこれほど大ヒットしている理由について、GigaOMでは同機種に搭載されたスーパーAMOLEDプラス(Super AMOLED Plus)ディスプレイや、1.2GHzのデュアルコアプロセッサ、8メガピクセルのカメラ、それに一部のモデルに内蔵されているNFC(Near Field Communication:近距離無線通信)チップなどを挙げている。またこれらハード面の特徴に加え、ソフトウェア面でもユーザーインターフェイス(UI)に独自の改良を加えていることや、映画や音楽、電子書籍などのコンテンツ配信の仕組みを自前で用意していることも奏功しているという。
サムスンは今月29日に第2四半期決算を発表する予定だが、同期中に携帯電話機の販売台数で、これまで長く首位の座を守ってきたノキア(Nokia)を追い抜くと複数のアナリストが予想している。ノキアは22日に行った決算発表のなかで、4-6月期中の携帯電話機の出荷台数が前年同期比16%減の7180万台に、売上も同20%減の25億5100万ユーロになったことを明らかにしていた。また、とくにスマートフォンの出荷台数については同34%減の1670万台となり、同期中に2034万台のiPhoneを販売したアップル(Apple)に首位の座を明け渡している。
なお、サムスンはAndroid OSを搭載するGalaxyシリーズのほか、マイクロソフト(Microsoft)のWindows Phone OSや、自社開発のBada OSを搭載するスマートフォンも手がけていることから、同期の合計販売台数は1950万台前後とする見方が優勢だという。
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