生物多様性を表紙で伝えるオライリー・ジャパンの電子書籍が、5月よりDRMフリーになります。そもそもオライリー・ジャパンの電子書籍はPDF形式であるため独自の端末と紐づいた独自形式の電子書籍よりも利便性が高く、またカタログ系の技術書とタブレットによる検索の相性が良いこと、大胆なセールが繰り返されたことなどもあり、これまでも注目を集めていました。今回のDRMフリー化により、さらに電子書籍の印刷やテキストのコピー、注釈・しおりの追加などが可能になります。DRMフリーになる書籍は今後販売予定のタイトル、および著作権者から了承を得たもの。すでにDRMありバージョンを購入した人には、「近い将来」アップデートの仕組みが提供される予定です。これに伴い、オライリー・ジャパンでは5月23日(月)にEbook Storeをクローズしてメンテナンスを行うとのこと。
ちなみにオライリーの書籍は、米国では以前からDRMフリーでした。ティム・オライリーはフォーブスの「電子書籍を盗め」という過激なタイトルがついたインタビューで「金を払わない人は、なんであれ金を払おうとしない」(=コピーする人はDRMがあったら買わないだけ)とか、「DRMはユーザ体験を阻害する」とはっきり宣言したこともあります。オライリーの挑戦が成功するのか、他の出版社も倣うべきなのかは現時点でまだ判断できませんが、なかなか電子書籍市場が花開かない日本だからこそ注目したい事例です。
ちなみにオライリーの書籍は、米国では以前からDRMフリーでした。ティム・オライリーはフォーブスの「電子書籍を盗め」という過激なタイトルがついたインタビューで「金を払わない人は、なんであれ金を払おうとしない」(=コピーする人はDRMがあったら買わないだけ)とか、「DRMはユーザ体験を阻害する」とはっきり宣言したこともあります。オライリーの挑戦が成功するのか、他の出版社も倣うべきなのかは現時点でまだ判断できませんが、なかなか電子書籍市場が花開かない日本だからこそ注目したい事例です。
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