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ソニーは、Androidを搭載した“ウォークマン”MW-Z1000シリーズを12月に発売する。さまざまなジャンルのアプリを追加できる「まさに成長するウォークマン」(ソニー)だ。
ソニーは9月13日、Androidを搭載した“ウォークマン”MW-Z1000シリーズを発表した。Androidマーケットに対応し、さまざまなジャンルのアプリを追加できる「まさに成長するウォークマン」(ソニー)。ブラックとレッドの2色を12月10日に発売する。
MW-Z1000シリーズは、内蔵メモリ容量によって3モデルをラインアップ。価格はすべてオープンプライスで、店頭では16Gバイトの「NW-Z1050」が2万8000円前後、32Gバイトの「NW-Z1060」は3万3000円前後、64Gバイトの「NW-Z1070」は4万3000円前後になる見込みだ。なお、ソニーストア限定モデルとしてホワイトを基調とした64Gバイトモデルも用意する。
なだらかな曲線を描く本体は、上下を厚めにした“Inflection Surface Form”と呼ばれるデザイン。ゲームや動画閲覧の際に横向きにしても安定して保持できるという。プロセッサーにはNVIDIA「Tegra 2」を採用し、主にスマートフォンに採用されているAndroid 2.3と組み合わせた。デュアルコアプロセッサの搭載で、高速なWebブラウジングやフルHD動画再生も可能という。
4.3型の液晶画面は、空気層をなくした「エアギャップレス構造」により、映り込みや反射を低減。解像度はWVGA(480×800ピクセル)解像度となっている。通信手段としてIEEE 802.11b/g/n準拠の無線LANのほか、Bluetoothをサポート(プロファイルはAVRCP、A2DP、OPP)。また、本体にHDMI端子(D Type)を備え、本体内の動画や静止画はもちろん、Youtube動画やWebブラウザ画面なども大画面テレビに出力できる。
ウォークマンならではの機能として、まず本体側面の「W.ボタン」が挙げられる。W.ボタンは、画面の状態にかかわらず、いつでも音楽プレーヤーを呼び出せるというもの。例えばWebブラウザやゲームを使っているときでも、ボタン1つで小さなコントロール画面を表示し、再生/停止や曲送り/曲戻しなどの基本操作が行える仕組みだ。
音質面では、同時リリースの「NW-A860シリーズ」と同じ「6つのクリアオーディオテクノロジー」を採用しており、ともに「ウォークマン史上最高音質」(ソニー)をうたう。
6つの技術とは、独自のフルデジタルアンプをモバイル機器向けに最適化した「S-Master MX」、周囲の騒音を約98%カットする「デジタルノイズキャンセリング」、圧縮で失われる高音域をクリアに再生する「DSEE」(Digital Sound Enhancement Engine)、ヘッドフォンに音を出力する過程で生じていた左右の音の混在を抑制する「CLEAR STEREO」、音のひずみを抑えたバスブースト機能「CLEAR BASS」、そして13.5ミリ径のドライバーユニットを採用した密閉型ヘッドフォン「EXヘッドフォン」が含まれる。
オリジナルアプリは、音楽プレーヤーの「W.ミュージック」をはじめ、「おまかせチャンネル」「歌詞ピタ」「ちょい聞きmora」「DLNA」など豊富だ。W.ミュージックは、通常の「ライブラリ」や「カバーアートビュー」に加え、「おまかせチャンネル」という選曲モードを用意。おまかせチャンネルは、12音解析によって本体内の楽曲を「アップビート」「リラックス」「エクストリーム」「メロウ」など14種類に分類しており、そのときの気分に合わせて簡単に曲を選択できる。
DLNAアプリは、DMS(サーバ)の機能を持ち、本体内の動画や静止画を同一ネットワーク上のDMP(プレーヤー)やDMR(レンダラー)に再生させることができる。画面上で対応機器のアイコンにコンテンツをドラッグ&ドロップするだけ(DLNA Throw)。例えばウォークマンに保存したミュージッククリップをDLNA対応の大画面テレビで楽しめる。
ほかにも、同社製BDレコーダーやBRAVIAからの「おでかけ転送」もサポート。おすすめアプリサイト「Select App」へ簡単にアクセスできるショートカットをホーム画面上に設けるなど、Androidならではのウォークマンに仕上げた。
内蔵のリチウムイオンバッテリーは、音楽再生で最長約20時間、動画再生時で約5時間の連続駆動が可能。外形寸法は、約70.9(幅)×134.4(高さ)×11.1(厚さ)ミリ。重量は約156グラムとなっている。
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