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BookStatsが最近まとめた「これまでで最も分かりやすい出版業界の調査報告書」からは、幾つかの興味深い統計結果が読み取れる。
伝統的な紙書籍と電子書籍が、以前考えられていたよりも好調だ。The New York Timesによると、BookStatsが最近まとめたリポートは「これまでで最も分かりやすい出版業界の調査報告書」だ。
BookStatsはThe Association of American PublishersとThe Book Industry Study Groupの協力の下出版されている。両団体は最近、電子書籍と伝統的な紙書籍の売り上げを観測した3年間の研究を完了した。1963社の出版社が調査され、幾つかの興味深い統計結果が判明した。
2010年は26億冊以上の書籍が販売され、279億ドルに上る売り上げを記録した。一方で、電子書籍はわずか1億1400万冊が販売されたが、それまでと比較すると売り上げは急伸している。2008年に電子書籍は販売された書籍全体の1%の割合だったが、昨年は6.4%に上昇した。
電子書籍が市場占有率で劇的に上昇した理由の1つは、人気のある電子書籍リーダーの価格が低下したためだ。Kindle、NOOK、Koboが売り上げをリードし、多くの読者が選択するデバイスになっている。
加速的なペースで成長している最も重要な市場セグメントの1つは高等教育を軸として展開している書籍だ。高等教育機関の数は多く、この業界は2010年に45.5億ドルを売り上げるまでに成長し、一方で一般書籍は5.8%成長して139億ドルを売り上げた。その原因の一部は吸血鬼、超常現象、ゾンビ、ハリー・ポッター本が復活したためだ。
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